トップ > 極みえのきについて-室戸海洋深層水
海洋深層水とは
海洋深層水は、太陽光が届かない深海、つまり陸棚外縁部(水深約200〜300m)より以深に存在する海水の総称です。
水質的には、無光層(植物プランクトンの活動に必要な光が充分に届かない層)よりも深く、季節的水温躍層(海水温が急激に冷たくなる層)よりさらに深い層にあります。
1920年代ごろから深層水取水実験が始まり、産業資源としての研究は1980年代に入ってからのことで、日本では、最初の海洋深層水研究所が設立されたのが、高知県室戸市です。
室戸海洋深層水
室戸岬の東方沖には、水深500〜1000mを北東方向に流れる海流があり、室戸岬の陸棚斜面にぶつかり、湧昇しています。陸棚が急激に落ち込む海底構造になっているため、海洋深層水の取水環境として最適な条件を備えています。
そこで、高知県海洋深層水研究所は、この湧昇流を利用して、水深320m、344mに取水口を設置し、深層水を取水しています。
近年、海洋深層水の研究も進み、産業、医療への活用、さらに資源エネルギーとしての可能性に期待が寄せられています。
「極みえのき」は、この室戸海洋深層水原液をエノキタケ栽培に利用して誕生した商品です。
海洋深層水の5大特性
水温は、表層よりかなり低く(約9.5℃)、周年にわたってほとんど変化しません。 | |
表層の海水に比べ、植物の成長に必要な窒素、リン、ケイ酸などの無機栄養塩を多く含んでいます。 | |
陸水由来の大腸菌や一般細菌に汚染されていません。 海洋性細菌の数も、表層海水に比べて非常に少なく、さらに陸水や大気からの化学物質等による汚染にさらされることがほとんどないため、清浄性が高いといえます。 懸濁物や付着微生物が少ないという物理的清浄性も、重要な特性です。 |
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海洋深層水は、水圧30気圧下のもと、長い年月を経て熟成された海水です。 | |
海水には必須微量元素やさまざまなミネラルがバランスよく含まれています。 海洋深層水に溶存している元素も明らかにされつつあります。 |
深層水商品開発研究の経緯
2000/11/06 | 研究用の脱塩水給水許可を受ける |
2000/11/10 | 脱塩水100リットル給水する |
2000/11/11 | 脱塩水を使用したエノキタケの試験栽培開始 |
2001/03/15 | 脱塩水を使用したエノキタケの商品開発研究報告書の提出(未審査) |
2001/03/19 | 原水の給水許可を受ける |
2001/04/04 | 原水100リットル給水する |
2001/04/05 | 原水を使用したエノキタケの試験栽培開始 |
2001/05/15 | 高知県森林技術センターで他県での試験研究について聞く きのこ 類でも活発な試験研究が成されている現状に危機感を抱く |
2001/05/22 | 原水100リットル給水する |
2001/05/28 | 原水を使用したエノキタケの初収穫 試食の結果、予想だにしなかった味や歯ごたえ等に変化が認められ、日待ちも格段に良くなっている |
2001/05/30 | 他社に特許申請を先取りされない様緊急を要すると判断し、弁理士に相談に行き 後からでも共同出願にすることは可能であると確認する |
2001/06/07 | 特許申請素案を提出し正式に出願を依頼する |
2001/07/19 | 特許申請手続き完了 |
2004/09/10 | 特許証所得 |
平成23年05月02日 第2回放射性核種分析結果
平成23年05月02日、第2回放射性核種分析結果。 |
平成23年04月21日 東日本大震災時の室戸海洋深層水への放射能の影響について
東日本大震災時の室戸海洋深層水への影響について安全な旨のコメントが発表されました。 |
平成23年03月24日 室戸海洋深層水の水質検査
平成23年03月24日、高知県衛生研究所にて |